ブログトップ > 七生滅賊
先日、神戸の湊川神社に行きました。 ここは楠木正成を祭った神社です。 楠木正成を祭る神社は全国に33社あるそうです。そこに境内社として祭っている19社を加えると 52社になります。
鎌倉幕府滅亡後、朝廷(後醍醐天皇)に謀反をおこす武士たちが各地で戦乱をおこします。足利尊氏もその一人です。 反逆者とみなされた尊氏と朝廷軍との戦いは各地で続きました。 湊川の合戦は足利軍と朝廷軍(楠木軍)との最後の戦いです。 奮戦及ばず、正成は追い詰められ、楠木軍の味方は わずか73人になってしまいます。 もはやこれまでと覚悟された正成は、弟正季ら一族郎党とともに、お経を10回ほど上げて、「七生滅賊」を誓って自刃します。
「七生滅賊」は、七度生まれ変わっても賊(朝敵)を滅ぼす、という意味です。信念の強さがわかります。
現代では 「七生報国」という言葉で表現されています。 国家に忠誠を誓う国民が少ない、と言われる昨今、正成の最期が如何に潔いものであったか、語り継ぐ必要があります。 義務教育で教えればよいです。 左派・リベラルな先生は嫌がると思います。